ただいま新潟のネットカフェにいます。
わざわざ新潟まで何しに来たのかというと、大好きなピアニスト、アレクサンダー・コブリンのコンサートを聴きにやってきたのであります。
毎年秋に来日して東京や兵庫などでコンサートをしているのですが、今回は新潟でのみ。来春にツアーを行うようです。
今回の新潟公演は、新潟市民芸術文化会館・りゅーとぴあのハイドン・ツィクルスに招かれたそう。
当然、ハイドン主体のコンサートになります。
ハイドンはコブリンの52番の演奏を聞いて好きになった作曲家。
プログラムはその52番に加えて34番、37番、アンダンテと変奏、とこれまた私の好きな曲が並びます。
しかも前日(今日)にはコブリン自身が曲について解説するスタディ・コンサートがあるというではないですか!
遠かろうがなんだろうが行くっきゃない!
という訳でやって来ました。
が。新潟だし、直前でも宿を取れるだろうと侮っていたら、「新潟トキめき国体」の開会日で宿はどこも一杯、そのおかげでこうやってネットカフェ難民が記事を書けているのであります(;´д`)トホホ…
今日は午前中に家を出て、上越新幹線の中で曲の予習。
最近小沢健二(「LIFE」は名盤です)ばっかり聞いてたのでスイッチスイッチ。
時間に余裕があったので新潟駅のビックカメラで「ICレコーダー買ってこっそり録音しちゃおうかな…」なんて思ってた罰が当たり、10分遅刻
さて、スタディ・コンサート。
まず驚いたのが、コブリンの老けっぷり(* ̄0 ̄)ノ ソレカイっ
とても2歳年上(29歳)とは思えぬオジン…いえ貫禄が。
そして意外に聴衆がいたこと。安心安心。
内容は通訳を通すわかりにくさと専門的なこともあり、ちょっと追いつけなかったかな…
コブリンもこういうレクチャーははじめてらしく、どこでどんな風に演奏を交ぜたらいいかとか、手慣れてない風でした。
2楽章のソナタが多いとか、 短調の曲が重要な意味を持つ、とかそんなことを話してたような。
でもコブリンのハイドンに対する姿勢や考え方、愛着などがうかがい知れました。
コブリンのロシア語も聞けたし(今までは早口の英語しか聞いたことが無かった)。
質問の時間が音楽初心者の私にはより参考になりました。
「弾いている時は何を考えているんですか?」というお子様の可愛い質問から(「今夜の夕飯何かな~」などとは言わず、「俳優が役を演じるときのように曲に入り込む」と言っていました・笑)、「何版を使っているんですか?」という専門的な質問まで色々。
中でも面白かったのが、「リストは取り上げないんですか?」という質問。
答えは「好きじゃないから」。ココだけの話デスヨ、と言ってたけど書いちゃえヽ(´▽`)/
やっぱり好き嫌いはあるのね~
そうそう、ベートーヴェンをあまり弾かないのは嫌いだからじゃなく、その責任を負える立場じゃまだないから、だそう。
終了後、偉大なコブリン・ファンのかもたぬきさん(なんと静岡から車で12時間!!)と合流。
リストの質問をされた方でした。
お茶を飲みながらあれこれお話。
程よい時刻になって、晩御飯もご一緒させていただきました。
かもたぬきさんの宿泊するホテル(ちゃんとこう首尾よくなきゃね~)の紹介で、郷土料理の店にて。
お魚ばかり食べました。新潟はお魚が美味しい!
そうこうしてる内に時間は経ち、今日のところはひとまずお別れ。
ネットカフェで一人寂しく夜をふかし、明日への期待を大にして眠りにつきますZZZ
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