卵焼きの思い出
卵焼き。大好きです。
卵料理なら大概好きなんですが、卵焼きがやっぱりトップかな。
卵かけごはんは卵の鮮度に強く影響されてしまうので。
ここでいう卵焼きは、「厚焼き玉子(関東風)」や「出し巻き卵」とは違う、普段のおかずやお弁当に入れるやつです。
味付けは家庭によって色々ですよね。
塩だけ、塩・砂糖、醤油、醤油とみりん、何も入れない、などなど。
味の濃さも甘味が強かったり、塩味が強かったり。
かわやなぎ家の場合、おかずの時は醤油、お弁当には塩・砂糖でした。
おかずの場合。
不思議なもので、実際には味も見た目も差はほとんどないのに、母や父が焼いたものの方が美味しそうに見えました。
朝ごはんでは、小学生の頃から自分の分は自分で焼くのが決まり(食器洗いも同じく)だったので、
「いいなあ~焼いてほしいなあ~」
と思いつつ自分で焼いていました。
たまに焼いてもらえると、うれしさもあるんでしょうね、とても美味しく感じたものです。
お弁当の場合。
高校時代はお弁当でした。
母はほぼ毎日、作ってくれました。
母が本当にどうしても具合が悪い時に数回自分で作ったくらいなので、ほぼじゃなく「毎日」と言っていいでしょう。
購買のパンやコンビニ弁当は兄も私も好きではなく、「お母さんのお弁当が美味しい」と言っていたので、母も作りがいがあったそうです(三人兄弟一番上の姉は結構買ったものが好きでこだわらなかった)。
中身も、冷凍食品などはほとんど無く手作りで、彩りもきれいでした。
(ちなみに兄はプラスチックのデカ弁当箱ですが、私は木のお弁当箱好きなのでわっぱなどでした)
そんなお弁当に欠かさず入っていたのが卵焼き。
母の高校時代も祖母が必ず入れていたそう。
それで、「卵焼きが入らないなんてお弁当じゃない」とよく言っていました。
いつも、塩・砂糖で卵2個分・両端切り落として4等分、なのですが、同じようで毎日ちょっとずつ味が違うんですね。
計ってるわけじゃないし、焼き具合も違うから当たり前ですが。
そんなところも楽しみの一つでした。
ちなみに、切り落とした両端をつまむのが母の楽しみでもあり、たまにちょいと横取りするのが私の楽しみでした。
今日のお弁当箱はどれだろう、ご飯はいつも通り白ご飯に自家製ゆかりだよね、おかずは何?、卵焼きはどんな味かな…
そんなことを考える、毎日の小さな幸せ。
高校時代の思い出です。
今も、おかずに焼いては親の味になんでならないんだろ?と思い、お弁当を作っては必ず塩・砂糖で卵2個分の卵焼きを入れます。
一緒に暮らしていた時代を思い出しながら。
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