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疾風怒濤の3日間、第2日目(その2)

有楽町線に乗って、有楽町から永田町へ。国立演芸場8月中席 (後半)です。
これは、前半も行っております。毎年8月中席は、歌丸さんがトリで圓朝ものを何年もかけてやるのです。
圓朝もの、とにかく長い。一応怪談物でも、話はどんどん横にそれて人情話になってしまったり。それでも面白いんです。

今年は、4年がかりの「真景累ヶ淵」、前半は第六話「湯灌場から聖天山まで」、後半は最終話「お熊の懺悔」。

せっかくなので、前半の感想も。

べん橋、東京ボーイズ、小南治、Wモアモア、助六、遊雀、扇鶴、歌丸。
小南治、助六、遊雀、扇鶴は、国立8月中席歌丸さんの圓朝ものの定メンバーらしい。小南治普通。助六・扇鶴は数年前と同じネタ、しかもつまらない。ウケないことをネタにウケをとる、私の嫌いなタイプ。遊雀の「堪忍袋」はなかなかいい。中堅期待株。

歌丸さん。リアル。
喋りと少しの所作で情景がありありと。
殺し場が2度、湯灌まである。ゾワ〜ッ。幽霊は出てこないけど、人間の怯えや残酷さや執念が交錯する世界に、惹き込まれます。気の弱い男連れ込んだ上に、旦那を殺させる妾の女って怖い。

「つぅっと青白い煙の昇る鉄筒サァその持ち主はと申しますのは、16日からでございます」

というわけで、16日に最終話を聞きに。
さすがに、演題・噺家の入れ替わりがありました。

小痴楽、東京ボーイズ、小南治、D51、助六、柳好、扇鶴、歌丸。
小南治の棒だらはまあまあ、修行は必要。助六は相変わらず下ネタ。踊りも同じかっぽれ、操り人形上手くない。私四回見てるんですけど…他にレパートリー無いの?柳好の壷算は素直に面白い。客いじりも程々で悪くない。扇鶴は相も変わらず同じネタ。だからこれも四回目、つまらない…。

さて、トリはいよいよ「真景累ヶ淵」最終話「お熊の懺悔」。
期待持たせた鉄砲の撃主、アッサリ…。
その後いきなり話が7年後に飛んじゃうし!(落語は便利)
ま、聞かせどころはお熊の懺悔ですから。
ここからはもう人情物ですね。しみじみじっくり聞かせてくれます。
さすが歌丸さん。

歌丸さん、いま東で古典落語やらせたら、一番じゃないかな。談志のような破天荒タイプじゃなくて、品のある正統派。談志と歌丸って、グールドとケンプのバッハみたいだ(主観)。

そんな感じで、永田町を後にしたのでありました。

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