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2013年8月

疾風怒濤の3日間、第3日目

いよいよ最終日、やっとこさ誰が読んでくれるかわからない文章書きも終わりだ。

最終日は昼過ぎスタート。というか昼まで半分死んでた。
アリナミンEX+と青汁豆乳とレッドブルを注入して、保谷へレッツゴー!

炎天下、駅から徒歩20分、「こもれびホール」へ。こもれび…

「栗コーダーカルテットの夏休み」
一躍有名になったのは、「帝国のマーチ(やる気のないダースベーダーのテーマ)」 ですね。ピタゴラスイッチなんかの音楽も手がけています。

で、生「やる気のないダースベーダーのテーマ」!
やる気起きた(笑)
個人的に面白かったのは、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜第1楽章より」。子供が多いので短縮バージョンでしたが、まあ、典雅です、よ。。

最後の〆は、神宮外苑花火大会!燃え尽きた…

そんなこんなで、疾風怒濤の3日間を過ごしたのです。
もはや体力・気力の問題じゃない、「いかにバカをするか」の意地なのです。

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疾風怒濤の3日間、第2日目(その3)

有楽町線祭り、さあ永田町から池袋の東京芸術劇場へ。
読響サマーフェスティバル 三大協奏曲 です。

サマーフェスティバルというだけあって、三大協奏曲というだけあって、聴き応えた〜っぷりであろう。もはやフラフラだった私は、300円くらいのチョコラBBと眠眠打破とレッドブルを注入していきました。

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(小林美樹Vn)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(ドミトリー・フェイギンVc)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(田村響p)
指揮:広上淳一/読売日本交響楽団

これは上手い選曲。ドヴォルザークは問題なかろう。だがヴァイオリン協奏曲だとチャイコフスキーも有名だけど、そうするとピアノ協奏曲に何を持ってくるかが問題になる。シューマン?グリーグ?似てるなあ。イマイチ盛り上がりがねえ。だからといって「皇帝」は別格過ぎる。メンデルスゾーンをVnに持ってくれば、Pはチャイコで問題なかろう。

さて。ソリストも指揮者も知らないw 偏見無しで聞きましょう。

メンコン。メンデルスゾーンは好きでないので(陰湿じゃないから・笑)、あまり詳しくは述べられません。

小林さんの音はどこか乾き気味?メンコンの出だしにしてはあんまり感傷的じゃないなあ…ちょっとオケもずれてる。と思っていたら、カデンツァ以降。正直、低音は深みが足りないし高音は乾いてる。中音域の美しさと言ったら!ノッてきたのかな?
そんな訳で、第2楽章は甘美でした。第3楽章はもっと軽やかでも良いかな。
(なんでこんなに簡単かって言うとうとうとしてたからです汗)

ドボコン。

フェイギン、実にスタイリッシュな演奏。サラッと弾く訳じゃないけど、素朴で牧歌的(フルニエとか)とも豪快で感情的(ロストロポーヴィチとか)とも全く違う、新しいドボコン。現代に通じる感じ。だからといってテクニック倒しにならない。
ただ第1楽章、「ここで音外すか?!」みたいなとこが。ドボコンはよく聞いているので耳に間違いは無いはずなのだが…。調弦狂ったのかと思いましたよ。

第2楽章は新鮮でした。深みより、軽やかさでかつ歌う。この曲の新しい魅力発見。協奏曲聴く時、実はバリバリテクニックを聴きたかったりするので、2楽章飛ばしちゃったりするのですが、ドボコン、凄いです。美しい歌。

第3楽章、やはり音のはずれがあり…。でもそんなことは差し引いて良いでしょう。無駄な強弱の揺らしが無い。ちゃんと、彼の演奏に必要なだけの揺らし方。中々期待のイケメン君です。

チャイコン。

これはいいですよ!非の打ち所無し!ロマンチック・チャイコフスキー!ロマンチック・ロシア!!
田村さん、初めて聴いたけど感動しました。疲れもぶっ飛びますよ。
オケも良かった。田村さんのピアノにピッタリ。息があっていた。お互いが潰すこと無く、迫力がある。広上淳一指揮/読響/田村響ピアノで「皇帝」やったら凄いだろうなあ。「皇帝」はそんじょそこらのピアニストじゃ私は認めませんよ。

なんとなく。
読響って、チェロのピチカートがやたら上手い気がするのですが、気のせい?

おまけ。私的名盤。
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64/プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第二番 [xrcd] ヤッシャ・ハイフェッツ
 スタイリッシュかつxrcdの高音質。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 [Limited Edition, SACD] ムスティスラフ・ロストロポービチ 
超こってり脂ギッシュ。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 [XRCD] ルービンシュタイン
王道、そしてやはりxrcd高音質。

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疾風怒濤の3日間、第2日目(その2)

有楽町線に乗って、有楽町から永田町へ。国立演芸場8月中席 (後半)です。
これは、前半も行っております。毎年8月中席は、歌丸さんがトリで圓朝ものを何年もかけてやるのです。
圓朝もの、とにかく長い。一応怪談物でも、話はどんどん横にそれて人情話になってしまったり。それでも面白いんです。

今年は、4年がかりの「真景累ヶ淵」、前半は第六話「湯灌場から聖天山まで」、後半は最終話「お熊の懺悔」。

せっかくなので、前半の感想も。

べん橋、東京ボーイズ、小南治、Wモアモア、助六、遊雀、扇鶴、歌丸。
小南治、助六、遊雀、扇鶴は、国立8月中席歌丸さんの圓朝ものの定メンバーらしい。小南治普通。助六・扇鶴は数年前と同じネタ、しかもつまらない。ウケないことをネタにウケをとる、私の嫌いなタイプ。遊雀の「堪忍袋」はなかなかいい。中堅期待株。

歌丸さん。リアル。
喋りと少しの所作で情景がありありと。
殺し場が2度、湯灌まである。ゾワ〜ッ。幽霊は出てこないけど、人間の怯えや残酷さや執念が交錯する世界に、惹き込まれます。気の弱い男連れ込んだ上に、旦那を殺させる妾の女って怖い。

「つぅっと青白い煙の昇る鉄筒サァその持ち主はと申しますのは、16日からでございます」

というわけで、16日に最終話を聞きに。
さすがに、演題・噺家の入れ替わりがありました。

小痴楽、東京ボーイズ、小南治、D51、助六、柳好、扇鶴、歌丸。
小南治の棒だらはまあまあ、修行は必要。助六は相変わらず下ネタ。踊りも同じかっぽれ、操り人形上手くない。私四回見てるんですけど…他にレパートリー無いの?柳好の壷算は素直に面白い。客いじりも程々で悪くない。扇鶴は相も変わらず同じネタ。だからこれも四回目、つまらない…。

さて、トリはいよいよ「真景累ヶ淵」最終話「お熊の懺悔」。
期待持たせた鉄砲の撃主、アッサリ…。
その後いきなり話が7年後に飛んじゃうし!(落語は便利)
ま、聞かせどころはお熊の懺悔ですから。
ここからはもう人情物ですね。しみじみじっくり聞かせてくれます。
さすが歌丸さん。

歌丸さん、いま東で古典落語やらせたら、一番じゃないかな。談志のような破天荒タイプじゃなくて、品のある正統派。談志と歌丸って、グールドとケンプのバッハみたいだ(主観)。

そんな感じで、永田町を後にしたのでありました。

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疾風怒濤の3日間、第2日目(その1)

第2日目有楽町線祭りは山場なので、3つに分けます。その1。

角川シネマ有楽町で、「25年目の弦楽四重奏」

結成25年を迎える「フーガ弦楽四重奏団」のチェリストがパーキンソン病を発病、引退を決意することから 四重奏団の歯車が狂い始めるヒューマンドラマ。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番が音楽的モチーフになっています。

良かった〜。私はベートーヴェンあんまり聞かないし、弦楽四重奏曲あんまり聞かないし、14番は映画を見るにあたってお勉強に聞いたくらいなので、演奏の善し悪しは分かりません。でも、映画として良かった!

何より良かったのはチェリスト・ピーター役のクリストファー・ウォーケン。唇が薄いおじ様ってステキよね…じゃない、味があります。深みがあります。
ピーターは問題のきっかけを作った人物でありながら、出番は他の四重奏団メンバーより少ないくらい。しかし、重要な役どころです。「フーガ」と映画を引っ張っていく存在感。因に、ピーターの亡くなった妻役でアンネ=ゾフィー・フォン・オッターが出でいます。豪華や〜

第1ヴァイオリンのダニエルは、孤高の完璧主義者。暗譜での演奏会などもってのほか。才能がありながらソリストではなく四重奏団という道を選んだのは、オケや指揮者と数回のリハで次々演奏するより、弦楽四重奏団を結成してその道を究めるため。ほおぉ。しかしながら人情には薄い。ピーターの件でも後釜探しに協力的。
コイツがまあ、自分で弓まで作るのですよ!本当にそんなことやるプロいるのか。

第2ヴァイオリンのロバートと、ヴィオラのジュリエットは夫婦。ここも、「フーガ」の崩れとともに、家族が崩れていきます。音楽家同士としての軋轢、夫婦としての愛情ゆえのやり切れなさ。夫婦、親子、関係が壊れていく。

この映画、アメリカ映画です。「アメリカのヒューマンドラマって、日本やフランスとは全然違うなあ」と思いました。
それぞれが音楽という芸術に拘る美しい言葉を発し、対して日本の芸術作品じゃ絶対使わないような汚〜い言葉遣いも乱発。内容もドロドロしてはいるんだけど、カラリとしてねちっこくはない。人間描いた日本映画は陰湿でねちっこいですよね。フランスはどこかファッショナブル?

終わりは泣けずにはいられませんよ。ピーターの心境、ダニエル、ロバート、ジュリエットの気持ち。これから4人は、「フーガ」はどうなっていくのか。知りたい気持ち以上に、ここで終わらせたことは上手いと思う。

さて。
「演奏の善し悪しは分からない」し、楽器の善し悪しも分からないのではありますが、なぜか劇中に出てくるCDプレーヤーのメーカーと値段はわかっちゃうのですよ…。演奏者よりオーディオ側の人間なのでしょう。。

さてさて。
もちっと真面目な話をしますと、この映画を見て「なぜ自分がベートーヴェン苦手で弦楽四重奏が苦手なのか」がわかりました。
ベートーヴェン、別格過ぎるのです。ただでさえベートーヴェンは私は避けています。追いつめられてしまうからです。そして精神状態ヤバくなるとひたすらベートーヴェンに走るという危険さ。
そして、弦楽四重奏というジャンルは完璧すぎるのです。ダニエルが求めたように。曲数も多い、実力があればオケのメンバー同士じゃなくて、カルテット単体としてもやっていける。突き詰められる。ピアノトリオだったら主にピアノのスターが中心、五、六重奏曲はカルテット+他メンバーでやったり。カルテットとしてがっちり決められると、隙がなくて息苦しさがあるのです。
だから苦手なのか。同じ四重奏でもハイドンは気軽に聞けますけれど。

おまけ。
「フーガ弦楽四重奏団」で「大フーガ」を聞いてみたい。

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疾風怒濤の3日間、第1日目

さて。第一日目は終戦の日記念、戦争(時代)映画3本立て!

まずは「少年H」

これがですねえ、素晴らしく良かったのですよ。
原作は読んでないし、予告編も見ていないので先入観無し。あまり期待もせず。
ですが、ストーリー、キャストともに素晴らしい。

戦中戦後が舞台ですが、「戦時中に思春期を迎えた少年の成長物語」と言っていいでしょう。
Hの父親役は水谷豊。最初は「相棒」臭い…と思ったのですが、次第にそれも抜けて「洋服の仕立て職人、何よりHが信頼する父親」へ。
H役の吉岡竜輝君。Hが悩み成長する映画ですが、吉岡君が成長していっているようにも感じられるのです。ダブります。
この親子二人のやり取りは、不平あり納得あり葛藤あり。
勿論、他のキャストも見応えあります。時に笑い、時に考えさせられ、時に泣き。
ラスト近く、水谷豊の放心した表情が忘れられません。
小ネタですが、戦時中の食卓の変化も面白い物です。
映画館で初めて、終幕後の拍手を聞きました。是非、観に行って頂きたい映画です。

「風立ちぬ」 。言わずと知れたジブリ映画。
はっきり言って駄作。宮崎駿曰く「もうおてんばな女の子が奮闘するような映画を撮る時代じゃない」とかなんとか。
失敗しましたね。ジブリの世界観で無理矢理大人を描いている。話の丁寧さも無い、飛行機の絵はボロクソ、堀辰雄に敬意を払えてない。
ジブリファンも機械オタクも文学ファンも、全てを裏切る映画です。


「終戦のエンペラー」
マッカーサーの部下が、天皇の政治責任が問えるかを追う映画。
「戦争にどれだけ関わったのか」「そもそも天皇とは何者か」。
アメリカ的「天皇観」が窺い知れて悪くないんですけど、どうしてもアメリカのエンターテイメントなのです。日本人女性とのロマンスを入れなきゃ気が済まない。男臭くやって欲しい…
この映画、原題は「Emperor」。テーマを考えると、原題ママの方がしっくりくると感じるのですが。「天皇」って何だったのか、何なのか。考えさせられます。

因に、NHK朝イチに海老蔵がゲスト出演していた回、別コーナーで紹介されていました。ナビゲーターの青木さやかが「歌舞伎界からは片岡多孝太郎さんが昭和天皇役でご出演…」と言った瞬間。海老蔵が
「明治天皇ですよね?」
と大バカ発言。「終戦のエンペラー」ですよ?あの容姿ですよ?第一あらすじ説明したでしょ?
ここまでバカとは…

とりあえず、「少年H」は名作なので見て頂きたい。

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真夏の疾風怒濤の3日間

なんか1年ぶり以上の更新です。
たぶん見たことある方は今回もう見てない(笑)
Facebookで書ききれんことをまとめようと思いまして。

8/15〜17、超ハードなぶっ飛ばしスケジュールで「疾風怒濤の3日間」と銘打って無茶苦茶やってました。それについて連続で書こうと思っています。

簡単に、何をやったかあらかじめ申しますと、

8/15 終戦の日記念 ユナイテッドシネマとしまえんで「少年H」「風立ちぬ」「終戦のエンペラー」
8/16 有楽町線祭り 角川シネマ有楽町で映画「25年目の弦楽四重奏」→永田町国立演芸場で8月中席(後半)→池袋東京芸術劇場で読響による「3大協奏曲」
8/17 保谷こもれびホールで「栗コーダーカルテットの夏休み」→神宮外苑花火大会(もはや打ち上げ)

でした。
ぼちぼち、アップする予定です。
久しぶりで書き方よくわからん。

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