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2011年7月

尾瀬旅行

先週末、尾瀬に行ってきました。
東武の2355プラン。23:55分発の夜行特急に乗って会津温泉尾瀬口駅まで行き、それからバスで2時間で沼山峠へ。帰りはまた沼山峠から駅へバス。電車は節約して区間快速浅草行き。
これで8千円はかなりお得。

沼山峠に着いたのが午前6時。

寒さ対策にフリースまで着こんで出発!

ちょっと歩くと展望台(といっても)ベンチがあるだけですが。。

朝の爽やかな空気を吸いながら、プランに付属のおにぎりをば。
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さあ、とことこ歩くぞー!!

まず目にしたのはこの白いの。
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名前は忘れましたが、相方曰く
「これは寄生植物なんだよ。まっ白でしょ?緑が無いってことは光合成をしてない証拠。他の植物から栄養をもらってるんだ」
だそう。ほぉ~、たまには農学部卒の面も見せるのね。

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歩いていると、色々な花に出会います。
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何とかアザミ。

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水がとてもきれいです。

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青空にすじ雲。

この辺で寒いどころか暑くなり、フリースも脱いで。

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こちらは尾瀬沼アザミ。

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ニッコウキスゲが見頃です。

尾瀬沼が見えてきましたよ~。

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ワタスゲ。ポワポワしてて可愛い。

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これは何の花だろー?

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愛のリュック

それから休憩所で昼休み。

ここの蕎麦が意外にうまい!!

行ったら召し上がって下さい。

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尾瀬沼到着!!

水面が鏡のようになっていて美しい!!

若山牧水、「 白鳥はかなしからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ

を連想してしまいました。海じゃないですけどね。。

尾瀬沼付近にて。

それから尾瀬沼を一周巡り…

相方渾身の二枚。

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青トンボ、鮮やかです。

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チョウチョ。マクロに凝っているようです(笑)

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帰路。ちょっと歩くと景色が全然違って面白いですよ。

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道には花々が…

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コオニユリ。

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おっチョウチョだ。でも相方の渾身の一枚には敵わないな。

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なんかムーミンのニョロニョロみたいでカワイイ。

こんな感じで、朝6時からから午後3時まで歩きました。

結構早足なのに、休憩時間を入れても8時間は歩きました。

帰りの電車ではすっかりグウグウ。

東京まで4、5時間かかりますからね~。

余裕のある方、のんびりしたい方は一泊をお勧めします。

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じいばあの愛情

三月ほど前、福島の母方の祖母が脳出血で倒れました。
幸い命には至らず、手足の麻痺もなく、平衡感覚が鈍る程度ですみました。
福島県はご存じの通り、放射能の影響で病院不足です。
なので、危機を脱出した頃には遠くの病院にすぐ転院。
最近やっとリハビリを始めたそうです。

そんな祖母のために、毎日欠かさず祖父が病院に通って様子を見ています。
それだけでマメだなあと思うのですが、祖父の生活が一変したのです。

これまで祖母まかせだった洗濯、炊事、家庭菜園などをバリバリやるようになったのです。
奥さんが倒れると夫は何も出来なくて大変、などと世間では言いますが、全然そんなことはなく。
いやあ、いい旦那様です。

そこで面白い話を二つ。

一つ目。
ある日病院から帰った祖父が畑を見たら、ミニトマトが二つ赤くなっていたのです。
それを食べさせたいからと、その日にまた行ったそう。
次の日でもよかろうに、一日に二度も遠い病院に…。
なんてマメなんでしょう。

二つ目。
祖母は便秘気味なんです。
そのために、祖父が毎日さつま芋の小さいのを煮て持っていってるのです。
便秘薬より何より、さつま芋が効くんだとか。
料理なんててんでしなかった祖父が、毎日毎日芋を煮て持っていってる…。
なんてマメなんでしょう。

前々から天然ボケの祖母とそれを温かく見守る祖父、理想の夫婦だなあと思っていました。
でもここまでマメマメしい愛情あふれる祖父だとは…。
なんとも理想的な旦那様です。

ついでにもう一つ小話を。
二人の馴れ初め話です。
お見合い結婚が普通だった当時。
左官工だった祖父が、工事中の家の隣家のお嬢さんだった祖母を見染めました。
そして自分で仲人を立てて結婚を申し込みに行ったそうです。
なんという行動力、なんというカッコよさ。
だから子ども(母と弟二人)には、「結婚相手は自分で探せ」と常々言い聞かせていたとか。

今回祖母が倒れたことで、一層愛が深まったんじゃないかと思います。
じいばあの愛情、憧れです。
いつも二人、こたつでお茶とお菓子を食べてしゃべっている、のんびりしたじいばあです。
こんなじいばあになりたいなあ。
早くまた二人でのんびりお茶を飲む生活になりますように。
じいちゃんのためにも、早く元気になれ、ばあちゃん!!

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名手達による究極の室内楽(2011.7.6、浜離宮朝日ホール)

知り合いのミッテンヴァルトレーベルの社長さんからチケットを頂いたので、行って来ました。
東日本大震災チャリティーコンサートです。
本来ならスイスの楽団が来日する予定だったのが、政府から震災や放射能の影響でストップがかけられたそうです。
そこで、ミッテンヴァルトさんと縁のある雄志達が、自分に出来ることは無いか、と集まったそうです。

曲目はモーツァルトのピアノ四重奏曲第1番、メンデルスゾーン弦楽八重奏曲。そしてアンコール代わりなのか、始めに数曲演奏されました。曲名は忘れましたが、美しい曲ばかり。

メンバーは、
小森谷泉(ピアノ)、木野雅之(ヴァイオリン)、鷲見恵理子(同)、鳩山曜子(同)、武田章寛(同)、大野かおる(ヴィオラ)、松実健太(同)、高橋梓(同)、山下泰資(チェロ)、香月圭祐(同)
です。(敬称略)

まずはモーツァルト。
これは美しい!何がってピアノ!!小森谷さん、出しゃばらず、かつ他の楽器をしっかりサポートしてる。ペダルさばきも自然で素晴らしい。
曲もいい曲ですね。
第一楽章は緊張感のある第一主題から始まり、穏やかな第二楽章、そして三楽章の明るいロンドで終わる。
モーツァルトって天才なんだなあ、と思わせられました。

メンデルスゾーン。う〜ん、これは8人もいらんのではないか、カルテットでいいのでは?という感じです。
メンデルスゾーン苦手だし。まあ寝ないで聞けましたが。
この曲では大野さんのヴィオラが中々良かったです。
ヴィオラってヴァイオリンとチェロに挟まれて目立ちませんが、この曲ではちょっと目立つ所がありました。
ヴィオラっていいなあ。


やはりアンコールは無し。
ちょっと寂しい。

でも収穫もありました!
小森谷さんのピアノです。
スタインウェイってちょっともこっとした音だよな〜と思ってたら、なんと言う透明感と柔らかさ!!
スタインウェイと同化したような音の響き。
CDは出してないようですが、ぜひ出して欲しい!

そんなこんなでコンサートは終わり。
ああ、満足。やっぱり生は違いますね。


ちなみに、主催者のミッテンヴァルトもよろしく!残念ながら店舗は閉まってしまいましたが、レーベルでの活動は知られざる曲を出していて、意欲的です。ぜひホームページを見てみてください。

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