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2011年6月

酔っぱらい

木曜の夜、缶チューハイを1本飲みました。
元々お酒は飲めないんですが、たまたま飲みたくなって。
そしたら酷い吐き気と頭痛に襲われ
コンビニでパンシロンとソルマックを入手。
しかしいっこうに収まらず…
なんとか眠ることが出来ました。

で、目覚めると6時半。
相方から
「明日は出勤で会えません、ごめんね」
とのメールが。
朝早くから起きてるな〜と思いつつ、
「おはよう、早起きだね。分かりました」
と返信しました。

8時になり、朝ドラを見ようとテレビをつけたが始まらない。
おかしいな〜と思ってたら、なんと金曜の夜だったのです
どんだけ寝てたんだー
相方もメール見て「???」だったようです。

ホント、お酒に弱いんです
ビールをグラス1杯(ジョッキじゃないですよ)でも顔真っ赤でフラフラするくらい。
ワインとか日本酒とか梅酒とか、香りは大好きなんです。
でも飲めない。
完全にアルコールを受け付けない体質なんですね。
私以外の家族全員飲めるのに…

飲み会で「カンパーイ」の一杯も飲めなくて、ウーロン茶にしてもらったら
「付き合い悪い」
と言われたりしました。
本当に全然ダメなんですってば!!
最近は大分世間でも理解してくれるようですけどね。

まあ普段飲みしないから、その分お金がかからないのはいいんですが。
でもちょっとは飲めるようになりたいなあ。

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ハーディング/マーラーチェンバーオケ感想(2011.6.8,オーチャードホール)

1週間も経ってしまいましたが、ハーディングの感想です。
誕生日の夜、好きな指揮者/オケで、好きなブラームス交響曲3番1番を聞けるのは、幸せなことです。

オーチャードホールの3会列目でしたが、非常に見やすかったです。
サントリーホールなどに比べるとちょっと無機質ではありますが。
お客さんも満員ではないものの、大入り。

オケも揃い、颯爽とハーディング登場。
小さい!細い!本当にイギリス人か?

譜面は無し、暗譜です。

まずは第3番。
これはなんと言っても哀愁漂う第3楽章でしょう!
第3番はCDも出ております。

ブラームス:交響曲第3番&第4番Musicブラームス:交響曲第3番&第4番


アーティスト:ダニエル・ハーディング(cond),ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン

販売元:EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)

発売日:2009/04/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

このころと聞き比べてみると違いは歴然。
CDではピリオド奏法にこだわっていましたが、今は流れる様な演奏。
こちらの方が断然イイ!
涙が出そうになりました。
ただちょっとホルンの音が割れてたり、フルートがうるさいという難点はありますが。
でもやっぱり曲が良くて生演奏で聞けるのはいいよね。

休憩時間。
疲れてるだろうに、自ら募金箱を手にして、ニコニコと大震災と小児がんの募金をしてました。
ええ人や〜。
演奏時間は眼鏡を外して童顔ぽかったですが、間近で見ると黒ぶち眼鏡かけて結構おっさん(笑)

お次ぎはブラ1。
これは最近まで苦手な曲でした。
ガーディナーのCDを買って、目覚めた曲です。
ハーディングはどうかな〜?と不安でしたが、大仰になりすぎず私には丁度良い感じ。
第4楽章最高!
あ〜ブラームス好きだ〜。

アンコールはブラ2の3楽章。
これも好きー!!やったー!!

終演後のサイン会でも終始にこやか。

大満足の1夜でした。
チケットをプレゼントしてくれた相方に感謝!

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六月大歌舞伎(新橋演舞場、2011.6.2、夜の部)

六月大歌舞伎、夜の部編です。

まずは宇野信夫による新歌舞伎、「吹雪峠」。
兄貴分の直吉の妻おえんと駆け落ちした助蔵夫婦の前に直吉が偶然現れ、夫婦は自分が悪いのだ、自分を殺してくれ、とかばい合うが、いざ刀を見ると今度は相手が悪いのだ、と罵り合う、というお話。
直吉の染五郎にはもう少し威厳が欲しいところ。
助蔵の愛之助さんはまあまあ。ちょっと後半ドロドロ感が足りないかな。きれいなんですけれどね。
孝太郎のおえん。…孝太郎ってあんまり美人じゃないんだよなあ。声もイマイチ色気が無いし。好みの問題かもしれませんが。
この狂言はあまり好きにはなれません。
可笑しいところも多いんですが。
なんか釈然としない。
直吉が去る時、敢えてすっぽんを使う理由が分からない。
短い狂言ですが、無駄で余計な演出が多い気がします。

次は夜の部のメイン、「夏祭浪花鑑」。
これは古典の名作ながら、筋がややこしくて分かりにくい〜。
筋書き読んで、さらに実際に観てようやく分かる、という感じ。
人気狂言なんですけどね。
吉右衛門と仁左衛門さんの久々の共演だとか。
どちらも好きな役者なので楽しみにしておりました。
でも…
ニザ様出番少な〜い
あまりに期待しすぎておりました。
でもこの大スターお二人が共演する必要性もないか…とも思えました。
吉右衛門の団七は想像通りぴったりのはまり役。
豪快で、それでいながら義理深い団七を上手く演じておられました。
殺し場の見せ所も、うん、やってくれるねえ、とすっきり。
似合ってるなあ吉右衛門。
段四郎の義平次も憎たらしさ全開でヨシ

最後は「色彩間苅豆」、通称「かさね」。
染五郎の与右衛門と時蔵のかさね。
うんうん、これは二人とも似合っている。
特に時蔵のかさね、鬼女となってからの執念深さがよく出ている。
割と長い踊りですが、楽しめました。

ふ〜、さすがに昼夜通しはキツいですね。
体力と気力の衰えを実感しました。
でも一睡もせず観ることができました。
これもニザ様、吉右衛門、愛之助、染五郎、時蔵といった大好きな役者が揃ったおかげ。
これから1ヶ月、頑張って下さい!!

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六月大歌舞伎(新橋演舞場、2011.6.2、昼の部)

両親と六月大歌舞伎を観てきました。
昼夜通しで。
公演初日です。

まず昼の部。

最初は「頼朝の死」。真山青果の傑作。
大好きな狂言です。梅玉さんの十八番。
今回は染五郎の頼家、愛之助の重保、時蔵の政子。
愛之助さんの重保はいい!憂いを持ち、肩を震わせ泣く姿、はまり役です。ひいき目もちょっとあるかな(笑)
染五郎は悪くないんだけど、ちょっと風情や憂いが足りない感じ。
時蔵の政子も迫力が足りない。
「すれば源家あっての頼家にて、頼家あっての源氏には無いのでござりまするか」
「はても愚かや、家は末代、人は一世じゃ」
「くうぅぅぅ〜(泣)」
の決め所は、もっと切迫し迫力あってほしいところ。
悪くはないんだけど、梅玉&歌右衛門のコンビ(テレビで放送されたのをビデオに録画して何度も見ています)には負けるなあ。
まああれは別格だよね。
染五郎も時蔵も好きな役者だし、これからに期待!!
どんどん伸びていってまた同じコンビで魅せて下さい!

お次は「梶原平三誉石切」。
吉右衛門の梶原平三。
吉右衛門は安心して観られますね〜。
発音もいいし、どっしりとして安定感があります。
役にもぴったり。不満無し。
これは狂言の筋も分かりやすいし、ぷっと笑わせるところも多い。
歌六の六郎太夫、滑稽さがあって良いです。
そして!
今まであまり注目していなかったのですが、梢の芝雀がイイ!!
かわいらしさ満点で、夫ある身とは思えないくらい。
芝雀ってこんなにいい役者だったんだ〜。

昼の部最後は、仁左衛門&千之助君の「連獅子」。
「連獅子」は能の石橋と狂言の宗論を合わせた黙阿弥の傑作。
勘三郎親子のを見ることが多いです。
今回はニザ様、千之助君の祖父・孫共演の舞台!これは楽しみ。
ニザ様が登場すると、つい顔がニヤケてしまいます。
だって大ファンなんですもの
ああ、端正かつどこか憂いと愛嬌が漂うお顔立ち、すらりとした御姿。
もうメロメロです。
しかし、そうとばかりはヘラヘラしていられない、何せ千之助君は御歳11歳。
世間で見れば遊びたい盛りの悪ガキの時期。
大丈夫なのか〜??
そんな心配をよそに、楚々と登場する千之助君。
あんれまあ、イッチョマエに踊るじゃありませんか!
体も軽いし、動きも軽快。
ニザ様ともぴったり息が合って、まったく不安無し。
やっぱり英才教育のたまものでしょう。
きっと厳しいお稽古積んだんだろうな。
でもニザ様、きっと目に入れてもいいくらい可愛いんだろうな。
そんなことを想像しながら、微笑ましく観ていました。

なんだかんだ言って、大満足の昼の部でした。
ちょっとの休憩を挟んで、そのまま夜の部へGO!!

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お母さんの味

本来なら人様の前では「母」と呼ぶべきですが、今回は敢えて一部「お母さん」と呼びます。

お母さんの味はやっぱり美味しい。

只今帰省中です。
皿洗い・洗濯物たたみなど家事はなるべく手伝うようにしていますが、今回は料理は母メインで作ってもらっています。

私の母は料理上手です。

奇をてらったものはあまり作りません。
普段の、普通の料理が美味しいのです。

ひじきの煮物、切干大根の煮物、ハンバーグ、鶏の唐揚げ、あさりの佃煮、蓮根のきんぴら、野菜の天ぷら、肉じゃが、コロッケ、アスパラベーコン、……。

そういった、目新しくはないけれど普通に食べたくなるものが美味しい。
味付けは甘じょっぱく、田舎風。
洗練された料亭の味ではありません。
でもだからこそ、いつもの美味しさがあります。

大学入って一人暮らしし始めて早10年、元々料理好きだったのもあり、自分で作る料理にも慣れました。
クリスマスやバレンタイン、誕生日などイベントの度に、前々から考え抜いて頑張って凝った料理を作り、味にうるさい相方をうならせたりもしています。
もちろん、日常の料理もそれなりに出来る方だと思います。

それでも、やっぱり母にはかなわない。
塩むすびでも卵焼きでも、やはり母の方がうまいのです。

実際の味にはさして差が無いのかもしれません。
でも「お母さんの味」の方が絶対美味しい。
何の違いなんでしょう。
お母さんの手作り、というスパイスが引き立てているのかもしれません。

母も、私や兄、姉などが帰省すると腕をふるってくれます。
普段は、刺身と買ったおかずがあればいい祖父、反応も薄いししょっちゅう接待でいない父、の三人暮らし。
自分一人のために揚げ物や手の込んだものを作る気は起きないようです。
それをつまらなくも思っているようで。
「あんたたちが帰ってくると作り甲斐があるわぁ」
と喜んで天ぷら揚げてくれたり、ハンバーグ作ってくれたり。
腰痛も酷いのに…うれしい限りです。

だから「おいしい~」とちゃんと言葉に出して感謝します。
言葉に出して伝えること、それが大事だと思います。
そうしないとせっかく腕をふるってくれたのに、感謝が伝わらないから。

しかし母も今年で59歳、職業病の腰痛や手の痺れもあるし、いつまでも作ってもらえると思っていてはいけません。
いずれは帰省したら作ってあげる側にならなくては。
その間に、「お母さんの味」を盗まねば。
今日の昼ごはん、お母さんの切干大根煮美味しかった。
あの味を覚えたい。
ずーっと、忘れないでいたい。

料理上手な母を持った幸せ、貴重な財産です。
姉は自己流(あんまり作らないし)、兄は南インド料理にどっぷり。
それはそれでいいけれど、私はお母さんの味を受け継ぎたい。
せっかくお母さんの娘に生まれたんだから。

ありがとう、お母さん。

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