寿新春初春大歌舞伎 夜の部(2010.1.20 歌舞伎座)
サークルの後輩と歌舞伎座で見てきました。
演目は、
「春の寿」
「菅原伝授手習鑑〜車引」
「京鹿子娘道成寺」
「与話情浮名横櫛〜木更津海岸見染場、源氏店」。
「春の寿」。
新春らしい華やかな舞台です。
春の君の梅玉さんがいい〜
品があって王朝風の衣装にぴったり!
梅玉さん、好きなんです。
花の姫の福助もきれい!
滑稽な役も出来るけど、こういう純粋にきれいなお姫様も出来るのね。
雀右衛門さんは体調不良により、女帝は魁春が代役。
魁春、もうちょっとぱっとして欲しいんだけどな。
梅玉さん魁春さん兄弟は、応援してるんだけどなあ。
「車引」。
芝かんの桜丸、吉右衛門の梅王丸、幸四郎の松王丸という豪華な顔ぶれ。
そんな中で、富十郎さんの時平は圧倒的な存在感でした。
決して体格は良くないけれど、堂々たるものでした。
声もよく通り、3階席でもはっきり聞き取れます。
富十郎さん、好きな役者じゃなかったのですが、すごいですねえ。
「京鹿子娘道成寺」。
勘三郎の花子。これは酷い。
踊りの上手い下手は分からないいけれど、一つ一つの動作が荒すぎます。
比較対象が玉三郎や歌右衛門だから余計酷く感じるのかも。
色っぽさも無いし、女の情念も感じない。
「与話情浮名横櫛」。
大好きな演目の一つです。
こんぴら歌舞伎で仁左衛門・時蔵でかかったビデオを、すり切れるほど見ました。
今回は染五郎・福助コンビ。楽しみです。
染五郎の与兵衛は姿が美しい!芝居の台詞を借りて言うなら、「とかくいい顔には生まれたいもんだ」。
台詞まわしはまだまだだけど、月初めに観に行ったときより(実は2回目なんです)確実に進歩していました。
これからが楽しみな役者です。
福助は時蔵とは大違い。時蔵の方はスタンダードで、福助は笑いの要素がいっぱい。
これはこれで福助らしくて面白いですね。
文句がありながらも、全体的に楽しい舞台でした。
一緒に行ったY君、君のおかげで余計楽しくなったよ。ありがとう!
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