Bach is Back!
感想第2弾。
3公演聞くはずが、1公演目のヴァイオリン協奏曲は腹痛のため行けず…悔しい。
でもゆっくり休んで行ったおかげで後の2公演は楽しめました。
まず1公演目。
ヴィヴァルディ「四季」より、「春」
Vn=ネマニャ・ラドゥロヴィチ
同じく、「4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 作品3-10」
バッハ「管弦楽組曲第3番BWV.1068」
同じく「4台のピアノのための協奏曲BWV.1065」
カントロフ/シンフォニア・ヴァルソヴィア
「春」は直前になって曲目追加されました。ネマニャがゴネタんでしょうか(勝手な推測、だってすごい目立ってたし)
なんか儲けもん。
これがまた良かったのですよ。
本当に小鳥がさえずっているようで。
オケのソロとのピロリロリ〜というやり取りが愛嬌あって。
あんまり好きな曲ではなかったけれど、改めて聞きたくなりました。
4つのヴァイオリンのための〜は4つもヴァイオリンソロが必要なのか疑問でした。
まあ作曲家にも色々事情があるのでしょう。
悪い曲ではないんですが。
管弦楽組曲3番は有名な「G線上のアリア」を含む曲です(正確にはG線上のアリアは編曲したもの)。
バッハの曲とカントロフの指揮と演奏に身を委ね、心地よいひととき。
4台のピアノのための〜は一転、視覚的にも楽しい曲です。
ホールAは音響最悪なのですが、その分大スクリーンで手元を映してくれるのが良いところ。
この曲も2台用と同じくチェンバロでしか聴いたことないんですが、ピアノになっても案外2台ほど重厚じゃない。
ソロ部分が多いからでしょうね。
なかなか楽しく聞けました(その分一人一人には目がいかなかったけど…)
2公演目、本命のBCJによるヨハネ。
「ヨハネ受難曲」
鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン
こちらは音響の良いCホール。
ヨハネだからか、いつもに増して小編成。メンバーもいつもと違っていたり。
ソリスト陣が心配だったのですが、全員文句ナシ。
エヴァンゲリストは安定しているし、イエスも落ち着いた感じ。
浦野さんのピラトははまり役!イエスやるよりいいと思う。
ソロ、カウンターテナーの青木洋也さんが良かった。
数年前にも聞いたけど、上手くなられて。
男がアルトを歌う不自然さが無く、かつカウンターテナーらしさもあり。
全盛期の米良美一まで追いつけそうです。
カウンターテナーと言えば、私の好きな上杉 清仁さんが合唱陣にも入ってなかったのが残念。青木さんとは違う色っぽさがある方です。
いつかまたソロの歌声を聴かせて欲しいものです。
合唱と器楽は、前回メンデルスゾーン版マタイだから濃いのかと思いましたが、そうではなさそう。
今回も結構濃かったです。
引っ張るところはねち〜っと引っ張っていました。
好みは分かれるところかな。
一昔前と違って、オリジナルオケとモダンオケのアプローチの差が縮んで来てますしね。
私はそれはそれでアリだと思います。
のでこれからも日本でトップのバッハ演奏を聴かせてくれるBCJを応援します!!
結果的に4公演しか聞けなかったけれど、まあそれでも大曲2曲も聞いて堪能した方ですね。
小馬鹿にしつつも見事に「お祭り」に乗っかったGWです。
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