ラ・フォル・ジュルネ、その1(2009.5.4. 東京国際フォーラム)
Bach is Back!
今年のラ・フォル・ジュルネのテーマです。バッハ。
私は4日、5日と全4公演聞きました。
まずは初日の4日の感想から。
1公演目は
「ピアノ協奏曲BWV.1052,1056、2台のための協奏曲BWV.1060」
ボリス・ベレゾフスキー(p)、
ブリジット・エンゲラー(p)
カントロフ/シンフォニア・ヴァルソヴィア
カントロフはオーヴェルニュとの演奏で好きになった指揮者。
ベレゾフスキーも注目株。
さて、どんな1052を聞かせてくれるのか…と思ったら、おばさん登場。
え???
ボリスは中堅の男だよねえ?
ブリジットさんだと気づくのにしばらくかかりました。
だって私のイメージからしたら1052=ボリスなんですよ!!
エンゲラーの1052は悪くないんだけど、ちょっと厚化粧気味。
チェンバロに比べてピアノはそうなりやすいけど、もっと緊迫感の方に持って行って欲しかった。
ペダルを使い過ぎ。
ベレゾフスキーの1056は、逆に急楽章に物足りなさがあり。
緩序楽章はしっとりといい感じ。
意外でした。
1060。二人とも息が合ってました。
当たり前っちゃ当たり前だけど。
チェンバロのCDしかもっていなかったけれど、ピアノ2台になると分厚くなりますね。
2公演目、
「ミサ曲ロ短調」
コルボ/ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
コルボの手兵を引き連れてのロ短調ミサです。
声楽陣はさすがの上手さ。
ローザンヌはモダン楽器での演奏。
モダン楽器でのバッハの宗教曲は時代遅れになってきているけれど、そんなのどうでもよい名演。
思わず涙を流したくなる曲もありました。
モダン楽器でのアプローチも残って欲しいです。
ロ短調ミサは受難曲ほど聞き込んでいないけれど、コルボのはいいと思う。
生で聞いたのは数年前のヘレヴェッへ以来。
あちらはオリジナル楽器派の「超今風」でした。
コルボのは、彼の「敬虔さ」が全面に出ている気がします。
どうでもよいことだけど、コルボがつれてくる人々はアンサンブルにしろソロにしろ、美人さんが多いような…
気のせいでしょうかね…
まあ目の保養になるしよいことです、ハイ。
そんな余韻に浸りながら帰り道。
冷静に考えたら最寄り駅までの終電が無い(21時開演でした)。
一駅前まではあったので、タクって帰りました。
一日中やってる音楽祭だから仕方ないんだけど、地方の人なんかは遅い公演だと泊まるしか無いってのは、不便ですね。
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