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ブラームス:4手のためのピアノ曲全集 (Brahms : Four Hand Piano Music)

CDのことでも書こうと思いまして。
何からにしよう。
好きな演奏家のもの?
思い入れがあるCD?
おすすめの曲?

迷った結果、「最近買っちゃったもの」を。iTunesでダウンロードですが。

ブラームスの4手のためのピアノ曲全集、NAXOSから出てるシリーズです。
演奏者は Silke-Thora Mattthies & Christian Köhn (ジルケ=トーラ・マティース & クリスティアン・ケーン)。
このシリーズは全てこのデュオが演奏しています。

現在おそらく第17集まで発売中。
交響曲や室内楽の編曲、4手ピアノが元になった曲などを取り上げてます。
こういう企画はNAXOSならでは。とにかく網羅。

このシリーズ、ピアノ協奏曲1番や交響曲3、4番は「1台4手(連弾)版」と「2台ピアノ版」の両方録音してたりするんですよ。
私はまだ一方ずつしか聞いてませんが、聞き比べたい。うずうず。
そこまで自分の曲を編曲するブラームスがマニアックなのか、CD作っちゃうNAXOSがマニアなのか、買っちゃう人がそうなのか。

今回買ったのは、第13集・弦楽六重奏曲第1番、2番。

Brahms: Four Hand Piano Music, Vol. 13 Brahms: Four Hand Piano Music, Vol. 13

販売元:Naxos

発売日:2005/02/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(↑ iTunes Music Store、NAXOSのカタログサイトで視聴できます)

精神的に疲れると、ブラームスの室内楽が聞きたくなります。
このところぐたーっとしながら、ピアノトリオや弦楽〜重奏なんかを聞いてまして。
で、有名な六重奏曲1番を何種類か聞いてたら、
「NAXOSのピアノ版も聞きたいなあ」
とふと思って、ダウンロード。
そこそこしたCDプレーヤー&ヘッドホンでじっくり聴きたい曲はCDを購入しますが、ちょっと聞きたいくらいの曲は(できれば)ダウンロードしてもっぱらiPodです。

で、このCD。弦楽だけのをピアノで弾くのは利害どちらもあります。
伸びやかな音やビブラートは弦の良いところ。
透明感のある音や和音の濁りが少ないのはピアノの良いところ。

第1番、Op.18。

第1楽章は意外にハマってていいです。
冒頭なんてピアノトリオ1番を思い起こさせるような幸福感が出てます。
連弾の不自然さも少なく、よくまとまっている感じ。

有名な第2楽章はやっぱりきついなあ。
あの演歌と言うか歌謡曲チックな湿り気の間に、「救い」のような美しいメロディーが入ってくる。
それが好きなんですが、この楽章はピアノ向きじゃない。リズムの問題もあるでしょうね。

第3楽章スケルツォ。これは連弾向きですね。
長調のスケルツォってだけで楽しそうですもん。

第4楽章もまた美しいフレーズから始まります。
ピアノの透明感と転がすような音が心地よく。
編曲っぽさは否めないものの、全然アリの範囲。

第2番も悪くないです。特に2楽章の静かで哀愁漂う部分とか、3楽章のリズム感とか。
でも好きな1番を中心に聞いてしまうんですよね。

この「4手のための〜」シリーズ、曲は好きなのに弦は苦手とか、もっとシンプルにオケの曲を聞きたいという方にいいかもしれません。あと連弾好きさん。
私は単なる興味本位です(笑)
気づけば今発売されてる17集のうち10集も所有…。
いや、NAXOSの煽り文句(CDのオビや、視聴できるホームページ上の解説)がイイのですよ。

「強奏の保続音が頻出するような場面では、ヤケクソにならざるを得ないところもありますが(それもまた一興!)」(ピアノ協奏曲連弾版)
「数多くある交響曲の中でも最も『コテコテに暑苦しい』というに相応しい、熱っぽい展開が魅力のブラ1をピアノ連弾で弾いたらどうなるか? その答えがここにあります。」(交響曲第1番)

などなど…。売る気があるんだか、ないんだか。
取りあえず面白くて私のツボです。

NAXOSの魅力は廉価版で色々聞ける(しかもそんなに悪くない演奏)だけではないのですよ〜
この解説のくだらなさと言ったら! もうファンですよ。
まじめなのも多いですが、どうもブラームスのはヘンなのが多いです。
NAXOSの前を通ったら、ぜひオビをチェックしてみて下さい。
コレ書く人になりたい…

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